“モノづくり×組織づくり”で笑顔を届ける──日本から、世界に地球に貢献したい「想い」
パナソニックとの出会いは幼少期。世界に響くモノづくりに携わりたい
「日本をもっと元気にしたい、と考えていました」。佐和が新卒社員として入社した時の想いを振り返る。
中学生のころから機械や実験が好きで、大学で半導体、大学院では原子や分子の変化を研究。学びを深める中で、日本のモノづくりの力が世界に追い越され、スピード感も落ちていると感じるようになった。
そのために自分に何ができるのか。政治家の道も考えたこともあったが、やはり技術の世界が好きで、モノづくりに携わり、製造業界を盛り上げたい。その想いからメーカーへの就職を志望した佐和。パナソニック インダストリーを選んだきっかけは、子どものころから製品に慣れ親しんできたことだった。
本気で仕事に向き合う──パナソニックの代表として現場に立つ覚悟
新卒として入社した佐和は、配属前の新入社員研修で忘れられない経験をする。パナソニックの「街のでんきやさん」で、接客や配達の実習を受けた時だった。初日にエアコンの設置作業に同行した直後、先輩社員から「佐和くん、次はひとりで行ってきて」と言われた。到底ひとりでできる作業ではなく驚いたが、佐和にわずかに残っていた学生気分を見抜き、あえて厳しい言葉をかけてくれたのだと話す。
それ以来さらに真剣に実習に取り組むと、先輩社員たちも全力で応え、親身になって仕事を教えてくれるようになった。また、現場の最前線で汗まみれになりながら「お客様大事」を実践する背中からも多くを学んだ。
経験をバネに就任したプロジェクトリーダー。信念を胸にチームに貢献
2019年7月から、品質管理として幅広い仕事を担当。工程不良削減、信頼性試験、受入出荷検査、サプライヤ管理、品質管理システム対応などのさまざまな業務に携わり経験を深めた。
品質管理の仕事について、入社前は深く知らなかった佐和。それでも志望したのは、品質管理がモノづくりにおける重要な役割だと思ったからだと言う。
入社以降の3年間で幅広い業務や製品に携わりながら、成長していけることにも魅力を感じていた。
そして入社4年目となった2022年10月、転機となる仕事に就く。品質管理の部署に所属しながら、働き方・風土改革のプロジェクトに参加したのだ。当時所属していた工場で職場風土の向上が求められており、30名ほどのメンバーが集められプロジェクトが立ち上がった。
佐和は品質管理として多くの技術者と接してきた経験から、一人ひとりのモチベーションが、アウトプットの質やスピードに大きな影響を与えることを痛感していた。そこで最年少ながらプロジェクトリーダーに立候補し、チームが一丸となれるように尽力。組織の課題点を見える化し、改善のために全員で助け合う風土を醸成した結果、モチベーションと生産性の向上を実現した。
見えないところから、見違える世界に変えていく
これが現在の夢だと語る佐和。入社当初から芯は変わらないが、今では日本だけでなく、世界中そして地球へと想いが広がった。
見えないところから、見違える世界に変えていく──モノづくりがしたくて入社した佐和。いつしかそれは「人づくり」「環境づくり」という「組織づくり」に変わっていった。しかし、めざすゴールは変わることなく、着実に前進を続けている。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです