東京・虎ノ門本社オープンにこめた想い──人々がオープンにつながりイノベーションを生む拠点へ
人が集い、イノベーションが生まれる拠点にしたい
──まずはチーフ・ストラテジー・オフィサーの北折さん、虎ノ門新拠点設立の目的を教えてください。
北折 :
虎ノ門新拠点である「Innovation HUB TOKYO」は、ステークホルダーとの接点強化、社内外協業の創出、さらには採用活動の主力拠点とすることを目的としています。
2022年のパナソニックグループ事業会社化に伴い「パナソニック インダストリー株式会社」として創業した私たちは、事業会社として自立した経営を行うために大きく変革を進めています。人事制度改革やDXの推進など、これまではグループが本社としてリードしてきた取り組みも、これからは私たち自身が本社として主体的に計画・推進していく中で、虎ノ門の新拠点設立はその一環にあたります。
また、パナソニック インダストリーの販売比率の7割以上は海外におけるもので、海外には49もの拠点があります。日本において、海外のお客様をお迎えするためには、東京に本社機能を備えた拠点があることが重要です。新拠点は首都圏にあった拠点を集約し、営業・技術・本社機能と、さまざまな部門の社員が集まりました。
2022年のパナソニックグループ事業会社化に伴い「パナソニック インダストリー株式会社」として創業した私たちは、事業会社として自立した経営を行うために大きく変革を進めています。人事制度改革やDXの推進など、これまではグループが本社としてリードしてきた取り組みも、これからは私たち自身が本社として主体的に計画・推進していく中で、虎ノ門の新拠点設立はその一環にあたります。
また、パナソニック インダストリーの販売比率の7割以上は海外におけるもので、海外には49もの拠点があります。日本において、海外のお客様をお迎えするためには、東京に本社機能を備えた拠点があることが重要です。新拠点は首都圏にあった拠点を集約し、営業・技術・本社機能と、さまざまな部門の社員が集まりました。
──この拠点への想いをお聞かせください。
北折 :
イノベーションは人が集まるところから生まれます。虎ノ門の新拠点が事業会社としてのパナソニック インダストリーの成長を象徴する拠点となるよう、皆さんにもぜひ足を運んでいただき、“共創の場”として活用していただきたい。この拠点に来ることで、皆さんの変化のきっかけとなればいいなと思います。
多くの方々に選ばれる会社にしたい
──続いて梅村さん。チーフ・ヒューマンリソース・オフィサーの立場として、採用活動の面ではいかがでしょうか。
梅村 :
労働人口の多くが集まる首都圏の方々に当社を選んでいただくためにも、この虎ノ門新拠点は重要な役割を果たすと考えています。また、当社は「多様なデバイステクノロジーでより良い未来を切り拓くグローバル総合部品メーカー」ですから、技術者にとっても働きやすいオフィスを整備することには強くこだわりました。
──「技術者も働きやすいオフィス」とは、具体的にどのようなオフィスになるのでしょうか。
梅村 :
「Innovation HUB TOKYO」では、営業やコーポレート部門のオフィスと同じフロア内に実験室を設けています。お客様と一緒にデバイスを試験・評価できる実験室も用意したことで、社内外の共創を加速します。
さらには、東京で技術者が実験計画を入力すると、大阪に設置された自動実験装置で実験が進むというようなことも可能になります。国内外の拠点のシームレスな連携を可能とすることで、技術者が新しい働き方を実践し、創造力を発揮して実験や取り組みに挑戦できる最適な環境をめざしています。
さらには、東京で技術者が実験計画を入力すると、大阪に設置された自動実験装置で実験が進むというようなことも可能になります。国内外の拠点のシームレスな連携を可能とすることで、技術者が新しい働き方を実践し、創造力を発揮して実験や取り組みに挑戦できる最適な環境をめざしています。
自然と生まれるコミュニケーション!笑顔とパワーあふれるオフィスにしたい
──「Innovation HUB TOKYO」のコンセプトとオフィス設計を担当した瀧口さんと南部さんは、どのような点に注力したのでしょうか。
瀧口 :
新拠点のコンセプトやオフィスの設計には、社員が所属を超えてオープンにつながるような仕掛けや、笑顔で楽しく働けるような環境づくりを重視しました。たとえば、壁のないオフィスや、目的に合わせた植物の配置、時間や季節ごとに香りや音を変えるなど、工夫を凝らしました。
多様な働き方や身体的条件を持つ人にも快適に使ってもらえるように、什器の種類や配置にも多様性を持たせ、働きやすい魅力のある拠点となるように努めています。
多様な働き方や身体的条件を持つ人にも快適に使ってもらえるように、什器の種類や配置にも多様性を持たせ、働きやすい魅力のある拠点となるように努めています。
──「Innovation HUB TOKYO」を、どのような場所にしていきたいですか。
南部 :
この新拠点は、社内外のコミュニケーションと発信の場。他の拠点や外部の人々が気軽に訪れることで交流が生まれ、互いに刺激を受けられるような空間を作りました。
また、進化し続ける拠点として柔軟に改善に向けチャレンジし続けることで、パナソニックグループ全体へも良い影響を与えられる拠点をめざしています。
また、進化し続ける拠点として柔軟に改善に向けチャレンジし続けることで、パナソニックグループ全体へも良い影響を与えられる拠点をめざしています。
新たな風土を促進する、最先端の拠点にしたい
──加藤さんと李さんのお二人は、どのような立場から「Innovation HUB TOKYO」の設立に携わったのでしょうか。
加藤 :
私自身は、総務部の一員として設立に携わりました。その中で、「社員一人ひとりの想いを動かすことでオフィスが活性化する」と考え、社員が自ら立候補する形式のプロジェクトとして「オフィス活性化委員会」を始動させ、企画運営を担っています。
集まったのは技術、人事、企画など、さまざまな立場の社員。新拠点を自分事として考えた活発な意見交換によって、拠点の設計に幅広く声が反映できました。
集まったのは技術、人事、企画など、さまざまな立場の社員。新拠点を自分事として考えた活発な意見交換によって、拠点の設計に幅広く声が反映できました。
李 :
私は、普段モータやセンサの組み込みソフトの開発をしています。パナソニック インダストリーが描くビジョン「未来の兆しを先取り、お客様と共に社会変革をリードする」を成し遂げるために、「目的・未来志向で挑戦し続けられる企業風土」を実現したいという想いがあったので、この委員会に応募しました。
私は、これまで技術者以外の方と話す機会が少なかったのですが、プロジェクトで営業や人事などの方がどういう思いを持って行動しているのかを知り、視野が広がりました。プロジェクトでは、技術者の立場として、どういう環境なら仕事がやりやすいのかを考えて意見を出しました。
私は、これまで技術者以外の方と話す機会が少なかったのですが、プロジェクトで営業や人事などの方がどういう思いを持って行動しているのかを知り、視野が広がりました。プロジェクトでは、技術者の立場として、どういう環境なら仕事がやりやすいのかを考えて意見を出しました。
──委員会のおふたりのこれからの想いを教えてください。
加藤 :
社員に「Innovation HUB TOKYO」を愛してもらって、使ってもらう。社員を巻き込んで新たな風土を促進し、最先端の拠点であり続けていろいろな人が訪れるハブとなる──そうすることで、私たちが作っていく風土を、「Innovation HUB TOKYO」以外の拠点へも広げていきたいと考えています。
李 :
「Innovation HUB TOKYO」をパナソニック インダストリーを代表する一番の拠点としたいです。ここからパナソニック インダストリーがめざす企業風土を発信して、他の拠点を巻き込んで「見えないところから、見違える世界に変えていく。」を実現していきたいですね
※ 記載内容は2024年4月時点のものです