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2024.05.31

組織も世界も超えるモノづくりへの「想い」──技術者の熱意が、見違える世界に変えていく

車載分野のほか、産業分野、ICTなどさまざまな業界・業種に必要とされるデバイスを開発するメカトロニクス事業部。技術者の綱崎と矢野は、自らの意志で異動や海外勤務を実現してきました。大型プロジェクトを成功に導いた二人が、パナソニック インダストリーで実現したい未来を語ります。

綱崎 恭祐

Tsunazaki Kyosuke

矢野 康治郎

Yano Kojiro

BtoBの先を見つめ、エンドユーザーにまで喜ばれるモノづくりを

──所属部署の概要と担当している業務について教えてください。

綱崎 : 私はメカトロニクス事業部の生産技術センターに所属しています。これまでのアプローチとは異なる技術の開発により、自社工場の生産性を向上するなど、会社の経営に貢献することが私たちのミッションです。具体的な業務としては、新規デバイスを生産する上で、人ができるだけ関与しない自動生産装置を製作していて、私の部署で企画・設計から製造まで一貫して行っています。
矢野 : 私が所属しているインターフェイスデバイスビジネスユニットでは、コネクタやスイッチなど入出力を制御するデバイスの技術開発を行っています。その中で現在私が担当しているのは、インターフェイスの企画開発です。

当社が掲げている「未来の兆しを先取り、お客様とともに社会変革をリードする。」というビジョンの実現に向け、AIを活用したロボティクスの分野などにおいて、バーチャルとリアルをつなぐ新たなデバイスの実現に取り組んでいます。

──仕事をする上で、どういうことを大切にしていますか?

綱崎 : 常に意識しているのは、「ボーダーレス」であることです。仕事をする中で、会社間や組織間に見えないボーダーがあると感じていました。それを超えられるのは、変えたいと強く想う私や矢野さんといった世代だと思っているんです。実際、私たちは部署が違いますが、企画を考える矢野さんとそれを具現化する私とで、積極的に議論を交わしています。

新しい技術や製品を開発し、ビジネスを拡張するためにも、組織間の壁を越えてシナジーを生むことが大切です。そして、職種もボーダーレス化したいと考えています。技術職だからと業務の領域を制限していては、会社の利益を最大化することはできません。営業のマインドを持ち、お客様のニーズに合う技術を追求することも意識しています。
矢野 : 私と綱崎さんがいつも議論しているのは、「お客様は何を求めているのか?」ということです。それは、お客様の視点を何よりも大切にしているからこそです。私たちの業態はBtoBですが、お客様の多くはBtoCのビジネスを展開しています。そのため私たちは、目の前のお客様だけでなく、その先にいるお客様のことまで想像して、モノづくりをしなければならないと考えています。

自社の技術や製品を使うすべてのお客様の視点に立ち、機能や品質を追求することを常に心がけながら、未来の世界に求められる新しいデバイスを企画しています。

チャンスは自分で掴みにいく。想いを貫き技術者としてありたいキャリアを実現

──技術者をめざしたきっかけを教えてください。

綱崎 : 私はもともと理系の勉強が得意で、高専で電気制御などソフトウェアの開発を学んでいました。でも勉強するうちに、成果が形として見えづらいソフトウェアの開発は、自分に合わないと思うように。そこでアウトプットが目に見える機械設計に挑戦させてもらえる会社を探し、2007年にパナソニックグループへ入社しました。

機械設計の知識はまったくなかったので、入社後に一から学習しました。そこから係長を任せてもらうまでに成長できたのは、技術者としてロールモデルになる先輩がたくさんいたからです。若手が活躍できる社風がある一方で、長年キャリアを積んできた優れた技術者から学べる環境があることも、当社の魅力だと思います。
矢野 : 私が技術者をめざしたのは、幼少の頃からロボットを開発したいという夢があったからです。高専に進学して工学を学びながら就職を考える中で、生産設備の開発に携わりたいと考えるようになりました。

企業研究を進めていたところ、 出身地に近い岡山県津山市に、当時世界トップクラスの商品を“とてつもないスピード”で製造している工場を発見しました。それがパナソニックグループだったんです。さらに調べると生産設備の開発を行っているだけでなく、導電性コンデンサで世界トップシェアを誇るなど、高い技術力と実績に惹かれて2008年に入社しました。以来、ロボットを開発したいという夢をずっと抱き続け、一歩ずつ実現に向かっています。

──入社してから現在まで、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?

綱崎 : 最初は今と同じく生産設備をつくる生産技術センターに配属され、スイッチなどさまざまな製品の開発に携わりました。5年目を迎えた頃、会社として新規で電池事業に取り組むことになり、電池の生産設備を開発する組織が設立されました。そして私はそのリーダーに抜擢されたんです。

前線に立ち、お客様と向き合いながら電池事業を3年経験しました。前線を経験して実感したのは、「自分はまだ半人前だ」ということです。もっと技術力を磨きたいという想いから公募型異動制度を利用し、再び生産技術センターに戻りました。そこから再度、生産設備の開発に携わるようになり現在に至ります。
矢野 : 私は入社してから9年間、海外のお客様向けにさまざまなスイッチの設計を担当していました。営業を介さず、お客様と直接コミュニケーションが取りたいという想いから、自ら志願してアメリカに駐在することができました。

アメリカでは、お客様と対面でやり取りを行い、スイッチのカスタム製品を開発していました。5年ほど経験を積んだ後、工場で新しいデバイスを企画するために日本へ帰国し、今に至ります。

──矢野さんは念願だった海外駐在を経験して、どういう学びがありましたか?

矢野 : お客様と直接やり取りをさせていただく中で、気づいたことが二つあります。一つは、自分の視野がいかに狭かったかということ。お客様のニーズにお応えする製品をつくるために、営業をはじめ、関係部署がどれほど努力してくれていたかを痛感しました。それからは、各部署の状況を考慮しながら仕事を進めるようになりました。

もう一つは、想いは言葉の壁を超えて伝わるということです。私は英語があまり流暢ではないのですが、私たちがどれだけ本気でチャレンジしようとしているか、その熱意は確実に伝わりました。この経験から、グローバルでのお客様との向き合い方が、自分なりに確立できたと感じています。

──綱崎さんはキャリアを築いてきた中で、転機となった出来事はありますか?

綱崎 : 働き方についてなのですが、仕事がしやすい環境に変わったことですね。私が入社した当初は、世の中の流れとして何よりも仕事を最優先するのが当たり前の時代でした。でも私は以前から、仕事は人生のすべてではなく、人生の一部だと考えていたんです。それで、プライベートも充実させながら仕事で結果を出そうと、懸命に技術力を磨いてきました。

すると次第に仕事の裁量が増え、自分で効率を考えながら、スケジュールや業務の調整ができるようになっていきました。会社も時代とともに、個人が実現したいワークライフバランスが選べるようになり、多様な働き方を支える制度が充実。今では生産性の向上と自由度の高い働き方が両立でき、技術者としてのびのび成長できる環境になったと感じています。

お客様の期待を超えたい──世界的大企業を動かした、あきらめない技術者の熱意

──挑戦したプロジェクトで、とくに印象的だったものはありますか?

矢野 : 私がアメリカに駐在していた頃に担当した、ある世界的な大手企業のお客様とのプロジェクトが印象に残っています。そのお客様とは長年のお付き合いがあり、これまではデバイスのみを供給していました。それを組み立てて、モジュール化するまでを実現することが、本件の目的でした。

私は前線でお客様とのやり取りを、綱崎さんは工場でその具現化を担当することになりました。必須条件は、デバイスに接着材料を取り付けることであり、当社では過去に実績のない業務だったんです。他社に任せていた仕事を、私たちに依頼していただいている──その期待に応えたい一心で、従来の工法から改善できることがないかを調べていきました。

そして私たちは、ある事実に着目しました。それは、不良率が非常に高いということでした。ときには70%というとんでもない不良率のために、お客様は自ら組み立て工程を改善していたのです。そこで原因は接着材料にあるという仮説を立て、社内でモジュール化の実証を開始しました。限られた時間の中で、綱崎さんをはじめ現場のメンバーと連携し、不良率の少ない画期的なプロセスを完成させることができました。

──完成できた要因はどこにあったのでしょうか?

綱崎 : 私の中でチャレンジしたことが二つあります。一つは組織の壁を壊すことです。先ほども言いましたが、以前の当社は閉鎖的で、組織間で連携を取ることがありませんでした。その慣習を破るべく、矢野さんを含め各部門に仲間をつくり、人脈を広げていったんです。そして組織や職種の壁を超え、現場と前線で連携を密に取り、迅速な情報共有を実現しました。

もう一つは、生産設備を革新したことです。モジュール化に取り組むにあたり、長年使い続けていたシステムを根本から変えました。こうした変革により、短期間で画期的なプロセスが完成できたわけですが、問題はここからです。

お客様にとっては見たこともないようなプロセスであり、それはお客様がこれまで最善だと思っていた工法を否定することにもなりかねません。私が工場を変えたのに対し、今度は矢野さんがお客様を変えるために挑戦してくれました。

──どのようにしてお客様の考えを変えたのでしょうか?

矢野 : 綱崎さんや工場の皆さんが、お客様からの厳格な要求にも的確に対応してくれたので、後は私たちの想いをまっすぐ伝えるだけでした。いかにメリットがあるかを論理的に説明することはもちろん大事ですが、最後はやはり熱意です。メリットの裏には必ずデメリットがあるので、お客様がそのリスクを取ってでも新しい工法にシフトする決断をするには、熱意が通じなければなりません。

もし採用が見送られることになったとしても、リカバリーできる体制を取るので、とにかく一度使っていただきたい──そう伝え続けたことで、最初は否定的だったお客様に、私たちが考案した工法を試していただくことができました。
綱崎 : 結果的に、お客様には非常に満足していただき、さらにはこの工法がお客様の標準プロセスとして採用されることになったんです。このプロジェクトを通じて、理論よりもアウトプットが重要だということを学びました。

自信をもって良い技術だと言えるなら、成功の一番の近道は実際に試してもらうことです。そのためにもまず私たちが勇気を出してお客様に提案し、新しい取り組みにチャレンジすることが大切だと実感した経験でした。

見えないところから、見違える世界に変えていく

──今後はどういう目標にチャレンジしていきたいですか?

綱崎 : 個人的には、日本一の技術力を誇るモノづくりツールをつくることが目標です。それによって生産現場を変革し、国内のメーカーが共通して抱えている省人化などの課題を解決したいと考えています。

構想として描いているのは、人が技術を学ぶのではなく、AIに学ばせて、それを人が活用する世界です。そうして誰もが簡単に、高度な技術が使える新しい仕組みがつくれないかと検討しています。一人前の技術者になるには、長年の経験が必要です。それが不要になり、今後はAIに指示するのが技術者の仕事になる──そんな未来がやってくると思っています。

未来の兆しを先取りするために、現状はどういうモノづくりツールを使っているかなど、グループ会社に対してヒアリングを行っているところです。同じ想いを持つ仲間を増やし、実現をめざしていきたいと思います。
矢野 : 私が重視しているキーワードは、AI、ロボット、バーチャルの3つです。AIの急速な進化により、ロボットが自律的に働く時代はすぐそこまできていると感じます。

バーチャルの世界は現状、エンターテインメントが主流ですが、今後は現実との境界がなくなり、生活の一部として浸透していくはずです。そうした未来が到来した時に、どういうデバイスが求められるのか──今はそれを考えることにワクワクしています。

これまでにない価値を創出するために、大切なのはやはり仲間づくりです。パナソニック インダストリーのデバイステクノロジーで、世界を変えたい──そんな想いを持つ仲間とつながり、変革のうねりを広げていきたいと考えています。

──仕事をする中で、何がパナソニック インダストリーの魅力だと感じますか?

綱崎 : 繰り返しになりますが、若手が活躍できることです。やりたい仕事に挑戦でき、柔軟な働き方ができることが魅力だと思います。そうした環境を活かすためにも、大切なのは行動力です。そして、私と矢野さんが何度も言っているように、仲間をつくる力も重要だと思います。

技術者は黙々と作業をしているイメージがあるかもしれませんが、「見違える世界」に変えるには、いろんな仲間と協力しなければなりません。コミュニケーション能力があれば、仲間が増え、新しいことにどんどんチャレンジできる会社です。

そしてもう一つの魅力は、人が良いことです。自分が持っている知見や情報を、惜しげもなくシェアしてくれる。そんな人柄の良さを日々実感しています。
矢野 : 大切なものをシェアし合えるのは、お互いに信頼しているからですよね。この人なら情報を共有することができ、安心して仕事を任せることができる。そんなふうに、信頼できる仲間に恵まれていると感じます。

パナソニック インダストリーの事業領域はデバイステクノロジーですが、化学的な知識が必要な材料の開発から、メカニカルなデバイスの設計・開発、それを動かすプログラミングの構築など、多様な人材が活躍できるステージが広がっています。

そして、自分の意志があれば、思い描くキャリアを実現できる会社です。私が海外勤務を実現したように、想いをきちんと伝えれば挑戦するチャンスを与えてもらえます。技術者として大きく成長したいと考えている方が、新たな仲間として加わってくれたらうれしいですね。

※ 記載内容は2024年5月時点のものです

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