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2024.11.01

パナソニックが「かるた」を開発⁉――アンコンシャスバイアス周知への「想い」

2024年8月、東京で開催されたイベントで子どもたちが遊んでいた「アンコンかるた」。実はパナソニック インダストリーの発案で生まれたものです。開発に尽力した人事戦略統括部 DEI推進室の藤嶋と福田が、長期にわたるプロジェクトへの想いとこれからを語ります。

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藤嶋 綾乃

Fujishima Ayano

福田 貴啓

Fukuda Takahiro

遊びを通じて「アンコンシャスバイアス」を知ってほしい

──「アンコンかるた」とは、どのようなものなのでしょうか?

藤嶋 : アンコンシャスバイアスの存在をパナソニック インダストリー社員に周知し、理解してもらうためのツールです。

私たちDEI推進室で発案し、ゼロから開発に取り組んだかるたです。アンコンシャスバイアスの正しい周知のために、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所に監修協力をお願いしています。

──アンコンシャスバイアスについても教えてください。

福田 : アンコンシャスバイアス研究所では「無意識の思い込み」と表現しています。たとえばですが、バスの運転手と聞いて男性を思い浮かべたり、赤いランドセルを見て女の子の持ち物と判断したり、というようなものです。
藤嶋 : アンコンシャスバイアスは、誰かに対するものもあれば、モノに対するものもあり、また「自分はこういうタイプだから、あれはできない」など自分自身に対するものもあります。こういった無意識の思い込みは、何かの可能性を閉ざしたり、誰かに不快な思いを生み出したりするリスクをはらんでいるんです。

──パナソニック インダストリーでは、なぜアンコンシャスバイアスの周知理解に取り組んでいるのでしょうか?

藤嶋 : DEI推進室が発信するステートメントに「自らの可能性を拡げ、人生をより豊かにするため、無意識の思い込みを理解し、乗り越えます」という一節があります。

互いを尊重し、誰もが言うべきことを言い合える組織であること、あらゆる違いを強みと捉え、全社員がその強みを活かしながら成長し、いきいきと活躍できる。そんな会社にしていくためにも、アンコンシャスバイアスを理解することが一番の土台となるからです。
福田 : アンコンシャスバイアスは無意識に発生するからこそ、完全になくすことは難しく、撲滅することはできません。だからこそ、気づくことが大事なんです。気づくことができれば、対処の術があるからです。

──どういった背景で、子どもたちが「アンコンかるた」に触れることになったのでしょう。

福田 : アンコンシャスバイアス研究所主催のイベントに特別協賛として参画したからです。小学校1年生から6年生までの子どもたちが総計300名も集まっていて、すごい熱気でしたね。

子どもたちは最初にアンコンシャスバイアス研究所からレクチャーを受け、私たちのブースにやってきます。かるたのイラストをいくつか見てもらい「こんなこと、なかったかな?」「思い込んでいたことはないかな?」と、語りかけました。
藤嶋 : 『跳び箱の10段は絶対に無理!と思ったけど、やったら跳べた』など、小学生も思い込みによる機会損失の可能性に気づいていました。子どもにも伝わるわかりやすいツールだと、あらためて自信もわいてきました。

制作に1年以上を要した「アンコンかるた」

──「かるた」という形態を選んだのは、なぜですか?

藤嶋 : パナソニック インダストリーには社内ポータルサイトがあり、そこで様々な情報を発信し共有しています。しかし、1日のほとんどの時間を工場で過ごす製造現場の社員もたくさんいて、彼らはパソコンを見る時間が十分に取れません。そのような環境でも、短時間でアンコンシャスバイアスを知ることができる方法を考えていました。

そこで、まずは「あ」から「ん」までの標語を創ろう、五・七・五で短く覚えやすい、というアイデアが浮かんだんです。そして、その流れで思いついたのが「かるた」だったんです。当社には職場懇談会の習慣があるので、懇談会の場で「かるた」をすることで、 アンコンシャスバイアスについて考えるきっかけがつくれるのではないかと。
福田 : また、標語だと現場に掲示することもできるし、標語をもとに動画を作って社内サイネージで流してもよいなあ!とどんどんイメージが膨らんでいきました。

──制作過程、最初は何から取り組んだのでしょうか?

藤嶋 : アンコンシャスバイアスについて考える機会を増やすため、標語は社員から募集することにしました。出てきた案は社内投票で46音を各1つずつに選定。ゆくゆくは社外でも活用できればと思っていたので、先述のアンコンシャスバイアス研究所に監修を依頼しました。
福田 : 結果、ご指南をたくさんいただきまして(笑)。普段あたり前のように使用している言葉に社内用語が多いことに気づかされました。あとは、「この標語を見て気分を害する人はいないだろうか?」など……。標語を整える工程に、3カ月ほどの時間がかかりました。

──ほかにも苦難はありましたか?

福田 : 標語がそろってからの動画制作でも表現に注意を払ったので、脚本づくりに相当の時間を費やしました。かるたの絵札のイラストは、動画脚本と連動した内容にする予定だったのですが、動画の内容を絵札では1コマだけで表現しなければならない。やってみたら、これがかなり難しい。1枚の画だけで伝えるにはどう表現したらいいのか、ホワイトボードにたくさんのラフ画を描きましたね。
藤嶋 : その過程で、人物のイラストだと性別を特定してしまうリスクにも気づきました。そこで、動物のイラストで展開することに舵を切りなおしました。トータル1年以上、制作に時間がかかっています。

──そうして完成して手元にかるたが届いた時の気持ちはいかがでしたか?

藤嶋 : 「嬉しい」の一言でしたね。「こんな素敵なものができあがった」という感慨深さが押し寄せてきて、かかった月日のことは忘れてしまうくらい(笑)。
福田 : 「届いたー!」という気持ちと同時に「これを広めていかないと」という気持ちも強くなりました。とはいえ、まずは試しにDEI推進室メンバーで、かるた大会となりました。
藤嶋 : すごく白熱したよね。
福田 : そうなんです。「かるたを取ることに集中しすぎて、標語が記憶に残らないのでは?」という新たな悩みを抱えることになりました。そこで、かるた終了後に各自お気に入りの1枚を選ぶことや、選んだ理由を語るなどのプロセスも含めた「取扱説明書」を用意することにしました。

社内外に広がる「アンコンかるた」

──その後「アンコンかるた」をどのように広めていったのでしょうか?

藤嶋 : かるた納品直後、思いがけず社外で先にお披露目になりました。
福田 : 3月8日の国際女性デーに合わせて開催されたイベントで、私たちの活動を監修している一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の理事の方が基調講演を行うことになり、その中で「アンコンかるた」を紹介してくださったんです。内閣府やマスメディアのほか、多くの企業が来場していて、イベント終了後の参加者懇親会では、さまざまな方が関心をもって私のところに実物を見にきてくださったり、質問をいただいたりしました。

その後、私たちDEI推進室のお膝元・人事戦略統括部の職場懇談会で、かるた大会を開催しました。「職場懇親会に限らず、新入社員研修やインターンシップなど、活用の場を広げては」という感想が嬉しかったです。
藤嶋 : 社内の各職場には、7月のDEI推進月間に「職場懇談会でアンコンかるたや動画を見て、みんなでアンコンシャスバイアスについて考える時間を確保してほしい」と働きかけました。
福田 : また、パナソニックグループでも、毎年7月はDEI推進月間として、グループ全社を挙げて多様性を推進する取り組み、「DEIフォーラム」を開催しています。今年は、その「DEIフォーラム」でインダストリーの「アンコンかるた」を使ったイベントをすることになったんです。
藤嶋 : 「DEIフォーラム」では、各事業会社の役員や社員混合で4名1組となり、遊んだ後にお気に入りの1枚を選んでもらいました。役員の方々が過去の経験にもとづいて自分自身の言葉でアンコンシャスバイアスについて熱い想いを込めて話す姿が印象的でした。参加した人それぞれが理由を述べ、多くの共感が生まれる場になっていました。

見えないところから、見違える世界に変えていく

──この先はどのように「アンコンかるた」を活用していく予定ですか?

藤嶋 : 社外からの反響はとてもうれしい反面、社内普及も頑張らなきゃという気持ちです。かるたも「一度やったからOK」ということでもないんですよね。

アンコンシャスバイアスは無意識のことなので、つい忘れてしまうんです。定期的にアンコンシャスバイアスについて考える時間を持つことで、アンコンシャスバイアスのさまざまなパターンに継続的に気づける習慣がつくと良いなと思っています。
福田 : 最近の社内アンケートの結果を見ても、アンコンシャスバイアスという言葉は社内にもじわじわ広がっている実感はあります。かるたは気づきを得るツール。「気づく・話す・人となりを知る」という一連の流れがコミュニケーションの促進を生んで風通しの良い組織風土を作っていくと思うので、こういう場を設ける仕掛けをしたいですね。
藤嶋 : 「認知はしているけれど、自分としては一歩踏み出せない、アクションの仕方がわからない」という人も一定数います。その人たちが一歩踏み出せるきっかけを増やしたいですね。

DEIは「D=誰でも E=遠慮なく公平に I=いきいきと」。私たちの後押しで、一人ひとりが働きやすい風土が整うと、良いアイデアが生まれ、ビジネスチャンスも広がる。そうすると「見えないところから、見違える世界に変えていく」が、次々と実現していくはずです。

その暁にはパナソニック インダストリーは「働きたい会社No.1」になっている、と信じています。

※ 記載内容は2024年10月時点のものです

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