技術者が圧倒的に成長する“開発×生産の最前線”──グローバルシェアNo.1を生み出す現場を率いる「想い」

グローバルシェアNo.1を支える最先端技術開発

パナソニック インダストリーは産業、情報通信、車載をはじめ、幅広い用途に向けた電子デバイス・産業デバイスを製造・販売している。中でもグローバルトップシェアを誇る主力商品の一つが、導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサだ。日進月歩の進化を追究するコンデンサの新規設計や要素技術開発を松下は統括している。
コンデンサそのものは外からは見えないが、搭載される製品はいたるところにある。目にするたびに仕事への熱意と責任を新たにする。
車載用部品は小さな不具合も、人命に関わる重大事故につながりかねないため、製品の信頼性の確保には心血を注いでいます。また、AIサーバーの高性能化に伴い、より大容量で大電流に耐えうるコンデンサが求められます。グローバルシェアNo.1を維持するには、他社を上回る性能の製品を開発し続けなければなりません。常に新しい材料、新しい技術を取り入れながら、信頼性は落とさない。性能と信頼性の両輪を意識して、日々研究開発を進めています」
新卒入社4年目で任された開発の主役

学生時代は電気化学を専攻し、燃料電池の研究を行っていた松下。就職活動を通じてコンデンサの開発へと進路を決めた。
研究開発から製造までコンデンサを一貫して生産する山口拠点で、松下は社会人の一歩を踏み出した。
今でもよく覚えているのが、入社4年目にある開発テーマを1人で担当した経験だ。
自分でできる範囲で、どんどんチャレンジする。それが成功を導いたと思いますし、大きな達成感を得ました。何より、仕事に対する責任感もそこで醸成されました。私にとって大きな転換点になった経験でしたね」
競争が激しいコンデンサ業界だが、世界を相手に戦う上でパナソニック インダストリーでは、モノづくり現場と最先端の研究を直結させる取り組みを続けてきた。松下が身を置く山口拠点も最先端の研究開発拠点であると同時に、ハイブリッドコンデンサの一大製造拠点でもある。
また、山口拠点はDXに力を入れている拠点で、生産品の管理の見える化など、全員の生産効率向上に対する姿勢も特徴的です。コンデンサは電源を搭載した機器には欠かせない部品で、今後もさらなる需要が見込まれます。山口拠点の重要度も、より増していくと予想しています」
マネジメントとして、広がる視野と任せる決意

30代前半で松下は係長となり、今は課長としてチームをマネジメントする立場に。同時にチームとして、会社として成長することに想いを巡らせるようになった。
自身の経験を踏まえて、やりたい仕事があれば専門外でも挑戦してみることが大事だと松下は言う。責任感を持って仕事に向き合えば結果はついてくる。
現在、松下が見据える先は、工場運営や事業経営などさらに高いレイヤーにある。
見えないところから、見違える世界に変えていく

ンデンサを通じて、より豊かな社会をつくっていきたい。見えないところから、見違える世界に変えていく──松下の夢は会社の成長と直結している。
会社の成長を支えるのは、山口をはじめとしたモノづくりの現場だと松下は考えている。
※ 記載内容は2025年7月時点のものです