モノづくりの役に立つシステムへの「想い」──データをフルに活用して、会社全体の最適化に貢献したい
自分にとって当たり前で、大好きだったモノづくり──ITへの興味の芽生え
週末は2人の子どもと一緒に公園巡り。木々の色や花の匂いなどで、季節の変化を見つけにいくのが好きだという森脇。子どものころの森脇にとって、遊び道具は買ってもらうものではなく自分でつくるものだった。
ものをつくること。それは、森脇にとってごく普通のことであり、たのしくて、何より大好きなことであった。
高校生になって大学への受験を考え始めるころ、気になっていたのが当時急速に普及しつつあったインターネットだった。学校に置かれたパソコンを、夢中になっていじっているうちにITへの興味が膨らんだ。
そんな、これまでとは違うモノづくりに挑戦したくて、大学は情報系全般が学べる学科に決めた。
プログラミングを介したシステム構築のおもしろさ──新サービス開発の可能性を感じる
しかし、一言で情報システムと言っても、どんな情報を扱うかで仕事は変わってくる。
考えた末にたどり着いたのは、小さいころから大好きだった「モノづくりの役に立つシステム」をつくることだった。
製造業の社内情報システム。それは森脇にとって、必然とも言える選択だった。最初に働いた自動車部品のメーカーでは、社内ITを担当した。そこで、この仕事のおもしろさを知り、さらなる活躍の場を求めるようになった。
転職先を探しているうちに、パナソニックグループに目が止まった。
もし、これらをうまくシステムでつなげることができたら、今までにないサービスを生み出せるかもしれない。そんなことを考えたら、どうしてもパナソニックで働きたいと思ったんです」
私たちのつくったシステムが、世界規模で仕事を変えていくかもしれない
森脇は、パナソニック インダストリー株式会社の情報システム部門に着任した。開発自体は海外に委託しているため、システム企画や基本設計、開発におけるさまざまな調整、その後のテストや製造現場へ導入する際の調整、運用設計などが主な業務だ。
パナソニック インダストリーで働くようになって、情報システムの仕事がもっとおもしろくなったと森脇は言う。
システムを通じて、現場でどんな人が、どんな仕事をしているのか。それが、つながり合って会社全体がどう動いているのかが見えてきますし、どこに課題があるのかも分かってきます。経営判断にも用いられるような提案などもしていける仕事なんです。
さらに、ここはとてもグローバルな会社ですから、私たちのつくったシステムが世界規模で仕事を変えていくかもしれない。そういうスケール感にもワクワクしますね」
見えないところから、見違える世界に変えていく
転職して1年が経った森脇。情報システムという仕事に、社内だけに収まらない可能性を感じるようになってきたと言う。
業務の効率化によって生まれた時間を新製品開発に使えば、お客さまをもっともっと笑顔にできるかもしれない。
自分たちの仕事の先にどんな人がいて、その人の幸せにつながっているのか。そういうことをイメージしていると、本当の意味で人の役に立つシステムがつくれると思いますし、すごくやりがいがあるなって思うんですよ」
見えないところから、見違える世界に変えていく──まだまだ道半ばではあるが、これまでの自分の選択は間違っていなかったと、森脇は確信している。
※ 記載内容は2023年8月時点のものです